若者の求人状況

日本では1990年のバブル経済の破綻によって求人における就職氷河期が始まることになりました。

途中の2005年からは一転して売手市場となり以後しばらくはそのまま推移しましたが、バブル崩壊の傷もまだ癒えぬ2008年にはサブプライムローンに端を発する世界同時不況となり、日本の若者の求人状況もその波に翻弄されることになりました。

最近の求人状況は一口に若者と言っても、その人ごとの立場の違いによって大きく変化しているのが特徴となっています。

大学新卒に対する就職氷河期の影響はほとんど見られませんが、第二新卒や就職浪人にとっては求人状況は厳しいままで、あまり好転していません。

これは企業側が求人を行っているにもかかわらず、当初規定した人数を満たす前に求人を中止したり、極端に求職者の質にこだわるなどといったことが影響していると言われています。

このため若者たちは幸運にも自分の第一志望の企業に就職できた場合を除いては、ある者は、不本意ながらあまり気の進まなかった企業に就職する場合もあり、またある者は大学などに残っていわゆる就職浪人として次の機会に備えるもケースなども多発しています。

ただし全体的に見て若者の求人状況が活況を呈していないとは言え、業界別に見た場合には、例えば流通業などでは3倍を超す求人があり、完全な売手市場となっています。

また若者の求人状況は地域格差も大きく、都市部においては売手市場となった年でも、北海道や九州、東北などでは有効求人倍率が1を大きく下回った都市なども存在しています。